2011年3月2日水曜日

プロローグ

自分に良いところがあると考えているこどもは31.5%しかいないそうです。自信がないようです。
うまくいかなかった、ささいなことが深い傷をつけてているようです。
悲しいね。

ところが、自分が好きな福井のある小学校では67%が、自分には良いところがあると思っているそうです。学校の教育や風土の影響が大きいようです。

 自信がないということは、これから自信つけられるということ。
どんどん行動して自信をつけていけばいい。

自分が「ガンバレ」というときは、「がんばってきたね」の意味を含んでいます。その人を信じているのと、それ以上にその人の痛みを理解しているからです。だからガンバレには、その痛みを無にしないでほしいという祈りを込めています。

でも「ガンバレ」だけでは言葉足らずなんですよね。

「ガンバレ」以上に「がんばってきたね」が大事なのに、そっちが引っ込んでいる。

よく知りもしない間柄なのに、「がんばってきたね」というのはテキトーに言ってるとしか思われないか危惧するからです。

でもね、ホントのところ、知っているのです。
見てたら分かる。その人がどんな旅をしてきたか。

 だから「大変だったね、がんばったね」の思いをこめて「ガンバレ」と言う。言った後に悲しくなる。何もしてあげられないのが悔しい。世界のどこにいても力になれるように、せめてもの思いを込めて書き綴っているのです。

 ところで、あなたは運命を信じますか?運命の人は存在すると思いますか?努力すれば報われると信じますか?

運命も、運命の人も存在するのです。残念ながら努力だけでは報われないのです。なぜなら、あなたがそうするからです。運命を創っているのはあなた自身だからです。努力しても報われないのは、あなたが邪魔をするからです。

ドラマのように「あなたの運命脚本」をあなたが書いているのです。書いた覚えがない。確かに。だから問題なのです。意識の上で、あなたは成功を願い、幸福になりたいと考えています。

しかし、その一方で、あなたの自覚しないネガティブな運命脚本をあなた自身が無意識で書いていたとしたらどうしますか?

 ここでは運命脚本がどのようにして創られ、どのような運命脚本を書いているのか、それを知る手がかりと対処の方法についてお話しましょう。あなたにどうしても話しておきたい大切なことです。
 
 人は,同じ教育を受けて,育っても、同じようには成長しません。当たり前ですが、どうしてこんなにも、ひとり、ひとり違うのでしょう。
環境が違うといっても、人々は同じような環境だと思いながら暮していることも事実。隣の同級生は流行の品を持っている。だから私も欲しい。ありふれた日常の向こうにある、ありふれないひとり、ひとりのプロセスが、違う人、違う生き方を育くんでいるのです。

しかし、その一方で人の身体の仕組みが同じように、人の心もメカニックなものなのです。幸いにも、「ここが傷ついたら、こんな障害が生じる。」というように数多くの研究とレポートが報告されています。

それでは、自分の人生を自分が望むように過ごせるように、そのヒントを語りましょう。

 自分が好意を持っている異性から、好意の意志を表明されました。しかし、育ってきた環境に父親、あるいは母親が欠けていたとします。異性との親しみのあるコミュニケーションを体験していないと、親しみを持ちながら、自分の安全を確保する距離をとる方法がよく分かりません。

 こんなとき、どうしたらいいのでしょう?
親しくすることは自分をさらけ出すことです。しかし段階的に距離を縮めていく方法を知らない者にとって、それは想像以上の不安になることが少なくありません。心を閉じたままでいるか、すべてをさらけ出すか、相手と周囲の人がいるので自分だけの問題ではないのです。

と、言っても勘違いしないでください。世間体や自分を抑えることを推奨しているけではありません。
間違ったコミュニケーションは、関係性をこじらせてしまい、結果的に自分を傷つける原因になるからです。

間違ったコミュニケーション、つまり自然な感情にふさわしくないネガティブな言動をとって、こじらせてしまうコミュニケーションのことです。

自分の気持ちを言葉にできない
やりたいことがはっきりしない
したほうがいいと判っていても、行動にうつせない
人と交際するのが億劫になる一方で寂しい
恋愛に溺れてしまう
パートナーとの関係が新鮮さを失い希薄になっている
仕事との距離があいまい。
子育てに関心が薄れ、自信がない。
なぜ、私は苦しいのか。
そう感じる一方で、こんなものだろう。という気がする。
自分がどこに行こうとしているのか、分かっているような、分からないような。
曖昧で、不安で、苦痛である一方で、なんとなく幸福な気もする。言いようの不満の裏には一番大切な親密な愛情が欠けている場合もあります。あなたのストレスは、あなたへのサイン、気づきのチャンスです。

孤独からの逃避で恋をして、私はあなたのもの、あなたは私のものと、間違った甘美な関係を最上として境界が混乱したまま結婚します。
間もなく日常に疲れて口も聞かないことも起こってきます。
私はあなたのもの、あなたは私のものという幻想が崩れて、とまどいます。
なぜ、どこで、そうなったのか、分からないまま、互いの間にはミゾ(時に境界の別名)があることに気がつきます。

 コミュニケーションをこじらせる要因がいくつかあります。それは、こじらせるために欠かせない技術と言ってもいいでしょう。「こじらせるため ! 」「ため!?」
そういうと、ほとんどの人は疑問に感じるでしょう。誰も好き好んでこじらせていないと思うからです。

確かに意識の上ではそうですが、自分でも認識できていない目的があり、目的を果たすために行動していたとしたら、どうでしょうか?後で、「なんであんなことをしたのだろう?」……そう思った経験をしたことはないでしょうか?
そう思った時、人はほとんど偶然のこととして,済ませています。しかしそうでない場合が少なくないのです。なぜなら「隠された目的」があっての行動だからです。

前置きはこのくらいにして、人間関係をこじらせる上で欠かせない要因と、その目的、どのようなやり方で目的を果たしているかについて、次のことを説明していきましょう。

アンビバレンス(アンビバレンツ)
境界
禁止令
ラケット
万能感
コントロール
運命脚本
トリッキーな交流
さらに自分を再生する方法について説明を加えます。

あなたが人間関係をこわしている手順
仕掛けからはじまる
こじれだす関係
カモにされる人
トリッキーでドラマティックな関係の変遷
再生
ネガティブなサイクルからの脱出の方法「運命脚本」の書き直し
以上の問題は、あなたご自身の身近な問題とリンクさせて、ライフスキルEラーニングで詳しくご説明しています。

ここでは簡単に説明していきます。

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