2015年8月23日日曜日

女性の「引き裂かれる悩み」を解決する

世界と比べてもまだまだ女性の力を使っていない日本にあって女性の活用を声高に唱える政府。

その最大のメリットは、世の進化に合わせるかのように重要度が増している「あり方」の救世主になる可能性が大という点があります。

結果を出すことに熱心な男性は「すること」に関心が高く、することを通して自分を知ります。たとえば実践力、努力、行動、決断、効率、業績。。。これらは「すること」の最たるものです。
ところが女性の関心は、これらにもありますが、それ以上に高いのは「あり方」にあります。



することは、あり方が優れていてこそ、価値を持ちます。そして物が充足されている、いまこそ「あり方」の違いが求められています。
このことをいくら説いても男性は長年の習慣による思い込みで反応が鈍いのが事実です。

日常的に、コミュニケーションつまり人間関係を通じて自分を知ることを習慣にしている女性には「あり方」こそもっとも大事にしていることなのです。

人間関係は自己評価の源泉です。分かち合い、助け合い、共感することは、自己肯定できる重要な鍵なのです。その鍵を使うことで他者や愛情をサポートすることができます。現代社会では、これこそが競争力の基本になっています。

ただ困った問題があります。
「あり方」が外の世界に向けば向くほど、大切な男性との関係のなかで自分を忘れてしまうことです。なぜならどのような職場でも、その基本は細やかな優しさを使うことではなく、キビキビ動くことが要求されているからです。

女性の感性を求める一方で、女らしさを求めない環境は、女性にとって自分を引き裂くようなものだからです。この積み重ねは女性にとって強いストレスになります。結局、女性のなかにある男性面が満足されることはあっても、女性面が満足できることにはならないのです。


自分の価値を仕事から得るようになればなるほど、愛情豊かな人間関係から遠のくようになります。どのような職場も女性本来の欲求を充足する場所ではないからです。これを救うのが、職場から離れた女性に対する男性の特別な愛です。特別な愛とは「特別扱い」のことです。特別な愛があって「女らしさ」を思い出せるのです。男性は愛する人を特別扱いする必要を忘れないようにしたいものです。