2012年11月20日火曜日

ポジティブ感情〜オープンマインド

素晴らしい人間性に出会うと、自分も頑張りたいと思うものです。しかし、人間の実際はそれほどシンプルにできておらず、素晴らしい人の周りにはネガティブな感情にひきずられた嫉妬や憎しみもあります。ポジティブとネガティブ。どっちを選ぶかは自分の選択です。

昔、サラリーマンを始めたとき、「分からんことがあったら聞くことや。続けていると、その内に聞いた相手を越えることになる。」と教わり、その通りにしてきました。すると先輩、上司の皆さんを追い越していつの間にか彼らの上司になっていました。幸福だったのは、そうなっても誰ひとりネガティブな反応せずにポジティブに接してくれたことです。

オープンマインドであることはポジティブの始まり。インスピレーションがひらめく導火線です。

2012年9月2日日曜日

ポジティブ感情〜興味


興味があると、道は広がります。スキルを身につける機会が生まれ、自分が拡張する機会が生まれます。お年寄りは年々物事に興味を失い、それに合わせて、億劫になり、衰退していきます。興味はポジティブな感情の代表的なひとつです。

但し、興味にはある注意が必要です。
旅の本を読んでいると、仕事のことが気になり、仕事をしていると今夜のデイトのことが気になり、デイトを楽しんでいると旅のことが気になる。。。興味、関心がいまこの瞬間、それてしまっていることが少なくありません。興味があることが多いほど、気がそれる危険も増します。

「寝食を忘れて」という言葉があります。実際いまでも食事を忘れることはよくあります。みなさんも話し込んでいるとトイレに行くことを忘れることがあるでしょう。疲労さえ忘れてしまいます。それがアメリカの心理学者ミハイ・チクセントミハイが発見した「フロー」状態です。 

フロー状態は我を忘れた状態ですが、逆にコントロールしている充実感を体感します。我を忘れて我を感じるという奇妙な状態です。つまりこれこそが本当の自分に出会った瞬間であり、この時ほど至福を体験することはないでしょう。

つまり幸福な時間を一秒でも多く持ちたいのなら、気をそらすことに時間を使うより、本当にやりたいことに時間を使うことです。「おたく」を批判的に語る人がいますが、熱中していたら「おたく」状態にならざるを得ません。作家はどうでしょう。仕事するには「おたく」状態にしないと仕事になりません。サッカー選手も屋外にいても心理的には作家と同じです。

フロー状態を作るトレーニングはこの繰り返しです。しかも出来ることではなく、いままでできないことでないと集中力は生まれません。「挑戦的な興味」に関わること。。。。これこそが幸福の絶対的な条件なのです。「挑戦的な興味」に挑戦していたら、他のことは「これでええねん」で片付くのです。

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2012年8月31日金曜日

ポジティブ感情〜畏敬


グランドキャニオンの上から下から眺めたら、地球の歴史に降参。誰が作った地球、誰が作った人間。思えば、「これでええねん」の気持が強まります。「どうでもええねん」はやけくその心、「これでええねん」は今に満足する心。手にしたものを幸福と思えるようになります。

「これでええねん」に向上心は含まれています。向上心がないのは愛を失ったのと同じ。畏敬の念があれば自然には勝てないと分かっていても、近づくことを諦めない。

人はやがてボロボロになって死にます。それから逃れた人間は誰ひとりいない。ボロボロになるまで自然に近づく努力の旅を続ける。荷物を捨て、荷物を捨て、旅を続ける。そして最後には何も持たずに
自然に還る。畏敬は愛の一部。自我を超越した心の在りよう。

私たちは自然の恐怖を通してあらゆる畏敬の在り方を学ばされていますが、未だ自然と絆を結べていないことを決して忘れてはいけないと思う次第です。





2012年8月30日木曜日

ポジティブ感情〜称賛・よろこび



あなたも、これまでいくつかの喜びを体験されたと思います。その感動の殆どは今後もそのまま再現できることでしょう。

たとえば「君がやったことを誇りに思う」と称賛されたら、またやってやろうと思うものです。相手の優れた点を引き出し、お互いが「なれる最高の自分」になるために、喜びは大きなエネルギーになります。喜びというエネルギーは使えば使うほど大きくなるので、使わない手はありません。

もしあなたが、奥さんがお子さんにしたことに対して「君がやったことを誇りに思う」と結果ではなく、プロセスを称賛したらどうでしょう。奥さんはうれしくな
って、同じようなチャンスがあれば、また同じか、それ以上の行動をとるでしょう。

実に単純ですが、このように称賛には同じ行動を繰り返し行う、継続する効果があります。エネルギーの増幅が続き、上昇スパイラルに入ることを容易にします。上昇スパイラルを家族、会社、すべてのチームに引き込むことは、実はそれほど難しいことではないのです。

称賛する者が、称賛できる場面を作りさえすればいいのです。作るためには「なにか」がないとできないということと、なにかがうまくできるようにしてあげることが大事なのです。ところがほとんどの人はそれをしていません。それをせずに、偶然の結果があれば称賛しますが、当然チャンスは少なくなります。

愛とは人を拡張すること、人と人の間にある境界を拡張することです。称賛は間違いなく称賛された人を拡張します。しかし、出来て当たり前のことを褒め称えるというのは能力の値引きでしかないので、はきちがえないようにしましょう。そのような行為に、そこに愛があるとは、誰も感じないでしょう。

称賛とは愛そのものであり、喜びに通じるプロセスです。



考え過ぎる人はなにが問題か


 

幸福な人はネガティブなこととのつきあい方がうまいし、立ち直りも早いものです。エネルギーは無限ではないので、人間の資質、能力としてとても重要なことです。
だってね。考えても仕方のないことを考えている間に他のことが出来るんですよ。

 悲しいこと、不安なことが、考えすぎる人の身に起これば、「反芻(はんすう)」が起こって、悲しみも不安も消えることなく延々と続きます。

反芻とはウシ、ヒツジ、ヤギ、 ラクダといった反芻動物と呼ばれる動物の事例にもあるように一度飲みこんだ食物を再び口に戻して咀嚼(そしゃく:もぐもぐ)する行為をすることです。 何度も同じネガティブな考えを繰り返して考えることを言います。

大抵の場合ネガティブな考えとポジティブな考えが入れ替わり起こるのが多いパターンです。この種の行為に囚われる背景には、繰り返し考えていると、なにか違ったものを発見するかも知れないという思い込みがあります。 

しかし現実は、思い込みに反して集中力を欠く、決断力がなくなる、簡単でなんでもないことが堪え難いほどの面倒というようなことが起こってきます。結局、同じことがぐるぐる回るだけで、思考することがないまま、思考力がなくなります。他人から見たら「ノイローゼ状態」です。 

ネガティブな感情が呼び出すのはネガティブな思考なので、本人も反芻に疲れ果て自信を失い気力までなくなりますが、不安な感情からは不安しか呼び出さないのです。脳のメカニズムはそうなっているのです。なんでもなかった程度の小さな不安が転がしている内に雪だるまのように大きくなって取り返しのつかないネガティブ行動になることもあるのです。 

この状態をシャットダウンして抜け出す方法は、なによりまず自分の状態に気づくことです。こんなことをしていても無意味、無駄と考え、有効な行動をとることです。しかし、ここには隠されたトリックがあることに注意しましょう。

反芻するのは、答えを出せないことで、安心するという仕掛けがあります。未だ結論は出ていないから状況は良くも悪くもなっていない。現状維持だという都合のいい思い込みによる安心です。 考えすぎの問題の核心はそこにあります。

停滞と継続は同じではありません。同じだと思い込んでいるので、気持をそらすことができません。正確にいうと気持をそらしたくないのです。そらさないことで停滞ではなく継続だと思い込めてしまうのです。 

しかし、実際には世の中は動いています。自分が受け身になっていることに気がつかないのです。結果的に責任は自分が引き受けず相手のせいにするようなことになります。 切り替えができる人は、気づき、次に気をそらし、別のことに行動を起こします。だから切り替えができるのです。

切り替えができない人は、気づいても、そこでわざわざ気をそらさないように、同じことを一から考える、あるいは同じことを一から相談するのです。 気づいたことに不安を覚えて、気をそらさないように自分で選択するのです。これらは自分の意識的な選択なのです。確信犯です。やがて相手、または第三者による決断が起こると無意識レベルでは内心ほっとします。