2012年8月30日木曜日

ポジティブ感情〜称賛・よろこび



あなたも、これまでいくつかの喜びを体験されたと思います。その感動の殆どは今後もそのまま再現できることでしょう。

たとえば「君がやったことを誇りに思う」と称賛されたら、またやってやろうと思うものです。相手の優れた点を引き出し、お互いが「なれる最高の自分」になるために、喜びは大きなエネルギーになります。喜びというエネルギーは使えば使うほど大きくなるので、使わない手はありません。

もしあなたが、奥さんがお子さんにしたことに対して「君がやったことを誇りに思う」と結果ではなく、プロセスを称賛したらどうでしょう。奥さんはうれしくな
って、同じようなチャンスがあれば、また同じか、それ以上の行動をとるでしょう。

実に単純ですが、このように称賛には同じ行動を繰り返し行う、継続する効果があります。エネルギーの増幅が続き、上昇スパイラルに入ることを容易にします。上昇スパイラルを家族、会社、すべてのチームに引き込むことは、実はそれほど難しいことではないのです。

称賛する者が、称賛できる場面を作りさえすればいいのです。作るためには「なにか」がないとできないということと、なにかがうまくできるようにしてあげることが大事なのです。ところがほとんどの人はそれをしていません。それをせずに、偶然の結果があれば称賛しますが、当然チャンスは少なくなります。

愛とは人を拡張すること、人と人の間にある境界を拡張することです。称賛は間違いなく称賛された人を拡張します。しかし、出来て当たり前のことを褒め称えるというのは能力の値引きでしかないので、はきちがえないようにしましょう。そのような行為に、そこに愛があるとは、誰も感じないでしょう。

称賛とは愛そのものであり、喜びに通じるプロセスです。



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