欧米の映画を見ていると、キスで彼の気持ちを確認する場面を目にします。
もちろん、男性にも彼女の気持ちが分かりますが、どちらかと言うと女性の方が受け身です。
もちろん、女性が自分の気持ちを伝えたいときには、積極的に表現しようとします。
目は心の窓というように、好きな女性を見る目と、別の思惑があって見る目は違ってしまうものです。視線は精神的なペッティングのひとつです。
相手に投げかけるすべての行為です。見つめる。メール、手紙を書く。電話をする。二人で食事をする。二人きりで話す。ドライブする。映画を見る。夏祭りに出かける。
これらの行為は愛する相手以外にもしますが、それらと違うのは、愛する人との間に於けるどの行為にも特別な思いが秘められています。結婚していても同じです。

これら精神的なペッティングの先にキスがあります。キスはより確信的に伝えるものです。さらに強いメッセージが身体的接触の全プロセスです。コーヒーを飲みながら脚を絡ませるのも身体的接触だし、より強い接触として行為の最中に体位を変えることがあります。
だからいくら相手を変え経験を積んでも変わりません。無償の愛で満足する相手でない限り相手が去ってしまうので、経験で痛みを覚えていく選択しか残りません。痛みで自分のことしか考えられなくなった人にとって何一つ解決にはなりません。
克服するには、愛してくれる人の胸で泣くことです。考えずにひたすら感情を味わう。不安も怒りも感情で流すのです。感情は感情で処理します。感情を言葉にするときは、ひとりのときに限ります。
FacebookやTwitterは便利な道具ですが、決して解決の役には立ちません。共感してくれる人がいて、安心できる場合もあり重宝しますが、ナルシズムを強める危険があります。つまり孤立を深めてしまうのです。
孤立は人の目を気にするから起こるのです。ナルシズムを満足させるペッティングはありません。
涙を流した後に得られた一滴を言葉で伝える。言葉で伝えきれない溢れた想いはキスで伝える。さて、あなたのキスの味は?
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