以上、サンプル的に見たトリッキーな展開のプロセスに運命脚本の怖さを垣間見ることができます。意図的でないもの、意識できないものを、事前に意識することはほとんど不可能です。
対策は「運命脚本」という手のつけようのない魔物の存在を認識しておくことです。それでも対策にはなりません。すべてが終わった後に気づくことは出来ますが、途中で気づくことも当事者には困難です。
では、どうすればいいのでしょうか?
日頃の自分の言動、交流パターンの特長を客観的に観察することです。そこに
人間関係をこわす手順があることに注目してください。
最初に、無意識の目的が自分にあります。
無意識だから、自分にも判りません。
目的は意識されることはありませんが、無意識に備わった人間関係に対する基本的な構えが影響して、最後に確認することになります。
一生通じて変わらない方が多いので、繰り返すほど構えが強化される場合が多いようです。俗に性格、気質と表現されている、その本質です。
人間関係の構えは、以下の4タイプあります。人によって構えが変わります。ほとんどが幼児期からの体験を通じて培われています。
・自分はOK,他人もOK(自己肯定、他者肯定)
・自分はOK,他人はNO(自己肯定、他者否定)
・自分はNO,他人はOK(自己否定、他者肯定)
・自分はNO,他人もNO(自己否定、他者否定)
否定のある構えを持つ人は、危険です。
程度によりますが、強い場合、自分の人生そのものを否定していることになります。
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