2014年8月3日日曜日

楽しむな、女であるな。大人になるな。禁止令を解いて幸福になる。


見た目も清楚で可憐。物腰も柔らかく親切だけど、同時に複数の男性と交際していました。彼女には悩みがありました。セックスしても快感がないのです。

男性が悪いのか、自分がおかしいのか、分からないので、苦しくなって複数の男性との間で試しているのです。

人はそれぞれという意味は、葛藤を持ってるということです。なにもなければ大した違いは生まれません。彼女の葛藤の原因は、「禁止令」にあったのです。

禁止令とは、主に親(信頼関係のある人)から注ぎ込まれるもので、「女であるな(男であるな)」「遊ぶな働け」「大人になるな(私から離れるな)」「愛情を信じるな」「健康でいるな」「考えるな」「感情を表すな」。。。。言い出せばキリがありません。

彼女には「楽しむな」という禁止令が働いていたのです。

案の定、両親は働き者で苦労して彼女を育てました。おかげで彼女も勤勉で派手なところはなく質素でした。その態度がベッドでも続いたのです。
そしてもがけば、もがくほど快感から遠のき、女性として自信が失われていったのです。

禁止令が働いていると、その束縛から解放してあげない限り、解決できません。こんな状態のときに、男性の心ない態度や言葉があると、一層禁止令に拍車がかかってしまいます。「お前には楽しむ資格がない」「お前には女の値打ちがない」ここまで言ったつもりはなくても、女性の心を深く傷つけ、身体まで傷つけられた気持ちになります。

解決の糸口はリラックスです。自然な優しさでコミュニケーションすることです。ベッドで愛し合っていても、誰かに見られているような気分になれば冷や水を浴びせられたように萎縮してしまいます。禁止令がかかっていると、思わぬ場面で場違いな記憶、たとえば「親の働く表情」が出て来たりすることがあります。

結婚しても禁止令の束縛から解放されず、ひとりで抱えていると、夫婦仲が悪くなり取り返しのつかないことになることもあります。打ち明けて協力してもらうようにしましょう。

協力し合ってすることは、オープンになることです。幼児に戻ったつもりでお医者さんごっこのように楽しむことは良い影響を与えます。

時には年齢的に10歳以上、遅れている場合もあります。30歳なのに、中学生でもしているようなことを知らないということがあっても驚いたり笑ったりしないことが大切です。長い間、「するな」「知るな」と抑圧されてきたのだから「知らない」、「したことがない」でもおかしくないのです。

打ち明けて分かってもらえない場合もあるので、その場合の対策も必要です。場合によっては精神科の先生と事前に相談しておき、うまくいかない場合の対応も相談しておくといいでしょう。

オーラルセックスまではできても、それ以上はできないという女性もいます。男性にも起こります。性交ができても射精が出来ないという場合もあります。

性行為は、繊細なことが多いので問題が発覚しやすい場面ですが、日常生活のなんでもない場面で、どうしてもできないとことってあるものですが、「変わってるッ」「苦手ッ」で見過ごしている場合もあります。


禁止令は、個人の能力に限界を設けてしまいます。一番苦しんでいるのは当の本人です。親に代わって「していいんだよ」というメッセージを送ってあげましょう。




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