2011年10月23日日曜日

スイッチチェンジを使おう

人は誰でもひとりでは生きていけない。孤島にひとりで暮らしたいと言う人でさえそうだ。人と交わった記憶を胸に、孤島で人々のことを考えて暮らすことになるだろう。人生とは、コミュニケーションだといってもいいだろう。

コミュニケーションを豊かなものにするには、ふさわしいスキルが必要だが、心配はいらない。豊かな人生を過ごす上で必要な11の資源はすでに人の中に存在している力だ。そのひとつがアサーティブ(積極的自己表現)です。


アサーティブ=積極的自己表現、あるいは積極的自己主張というと誤解されることもあるので、アサーティブという単語を使っていますが、自分のことに自分が主体性を持つということです。主体性は「いまある状態」から「より望ましい状態」へ修正するためのツールと言えます。

その具体的な手法が「スイッチチェンジ」です。「スイッチチェンジ」とは、簡単に言うと「物の見方を変えて、自分の行動を変えること」です。

たとえば、「雨が降っている」という現実を変えることはできませんが、状況判断を変えることで、「今日は雨だから家で本を読むのに最適、出かけずに読書しよう」というように、自分の行動を変えるのです。

つまり、主体性を天候に置かず、自分にすることで、プロセスを変えることを可能にして、体験を変えることができるのです。このことは(他者だけでなく、自分とのコミュニケーションも含む)コミュニケーションに対するとらえ方の面で重要な意味を持っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿