イキそうなのにイケない。
一度もイッタことがない。
と、いう女性は少なくありません。
セックスはメンタル&フィジカルの両面が密着した行為なので、些細な心理の動きで感じ方は変わります。なんでもない一度のつまずきがその後も緊張になってうまくいかないこともあります。愛し合う関係の破綻に繋がる場合もあります。
「セックスしたら、彼の態度が冷たくなった。」という恋の相談は多い部類に入ります。
さらに「彼は他の女性ともつきあっているようだが、その関係が分からない。」
「同時に何人もつきあってるけど、誰が本命か自分でも分からない」
「女が身体を提供すれば男性は満足する」あるいは「自分のようなものでは満足してもらえない」と思い込んでいる勘違いな女性がいます。どちらもそんなことはない」のが答えです。
彼女たちの「愛されたい」とは、「自分の空虚を埋めてほしい」という意味なのです。つまり、自分は相手の心に手をさしのべることができないのです。
その不安とアンバランスが相手に伝わってしまうことで起こる問題なのです。
自分を愛してくれるかどうか、不安を鎮めるために身体を差し出すとすれば、どちらにしたってセックスは貢ぎ物に成り下がります。そこで女性誌で学んだテクニックを駆使しても、愛の交歓にはなりません。
もともと欲しかった「安心」が得られるわけではないからです。セックスレスになるのも、さらに求めてしまうのも根っこは同じなのです。
どんなに楽しんでも虚しく不安だけが募り、不安を消すためにセックスする。典型的なセックス依存症のひとつですが、彼女が欲しいのは、「怖くなって壊す関係」そのもの。
「私は肉食系’」と豪語しても実際は壁の向こうで震えるか弱い少女のままなのです。「自分が何者なのか」認識できないまま大人のふりをしているだけです。
「自分が何者なのか」分からないのに相手を受け入れることはできません。
自分を肯定できない男性は、自分を肯定できるかもと錯覚して、おもちゃにします。
どちらにしても率直な関係を創るのは難しくなります。
安心できないセックスは幸福な関係のセックスではありません。
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