- 彼女 どこへ行く?お月見に行きたいわ。たまに郊外に行くのもいいわね。
- 彼 疲れるよ、近くでシネコンにでも行こうよ。なにかやってるだろ。
- 彼女 疲れるって、私といるのが楽しくないの?久しぶりのデートよ。
- 彼 そんなこというけど、月見に最適な場所って、行くだけでも一苦労じゃないか
- 彼女 私といるのが苦痛だっていうの?
- 彼 そんなこと言ってないじゃん、移動するのが大変だと言ってるんだ。
- 彼女 なによ、面倒くさそうに、もういい。私も暇じゃないのよ、もう帰るわ!
彼は彼女のことを心配して、近場で楽しもうと提案したのです。
ところが、彼女は「疲れるよ」「一苦労」というネガティブな言葉に反射して不機嫌になりました。
彼女には何が不足していたのでしょう?
言葉以外の表情や態度から彼の心を読み取ることでした。
彼女は忙しさに潜んでいるイライラやその反動で彼と無邪気な時間を過ごしたい気持ちを持っていましたが、彼にはその気持ちを汲んであげる配慮が不足していました。
ふたりとも気持ちに余裕がなかったのか、表面的な事情と言葉に執着してしまい、「こうあらねば」と決めつけてコミュニケーションしてしまったことがトラブった原因です。
- CP(厳格な父親の心)
- NP(保護的な母親の心)
- A(大人の心)
- FC(無邪気な子どもの心)
- AC(従順な子どもの心)
- どこへ行く?お月見に行きたいわ。たまに郊外に行くのもいいわね。 FC→FC
- 疲れるよ、近くでシネコンにでも行こうよ。なにかやってるだろ。 A→A
- 疲れるって、私といるのが楽しくないの?久しぶりのデートよ。 FC→FC
- そんなこというけど、月見に最適な場所って、行くだけでも一苦労じゃないか CP→AC
- 私といるのが苦痛だっていうの? CP→AC
- そんなこと言ってないじゃん、移動するのが大変だと言ってるんだ。CP→AC
- なによ、面倒くさそうに、もういい。私も暇じゃないのよ、もう帰るわ! CP→AC
それに対して彼は彼女を思って分別のある大人の心から彼女の大人に投げ返しています。(言葉だけでは彼女は誤解してしまう危険があります)
それでも彼女は二人の時間を楽しみたいので、彼の無邪気な心に投げかけますが、彼は厳格な父親の心から従順な子どもの心に投げかえします。
そこで彼女は切れて「私といるのが苦痛だっていうの?」と厳格な父親の心から従順な子どもにストロークするので、互いのコミュニケーションは交叉します。
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