影響を及ぼしているのは子どもの頃の体験ではなく「感情」です。幼少期から何度となく繰り返し体験することで自分の奥底に沈殿してきた感情です。
新しい体験をするとき、あなたは新しい感情、古い感情、過去のすべての感情、さらに 混乱、八方ふさがりという感覚、運命は変えられないという思い込みもみんなまとめてひきずって、望む結果に反した感情を使って体験するため、望む結果は実現できず、またやってしまったという思いにかられるのです。
どのようなビジネスの幸福な成功も、恋愛や結婚(家族)の幸福も、幸福を共感できる子育ての成功も、<人間関係のしかた>にかかっています。
<人間関係のしかた>はあなたの人生を変えます。
そこには必ず豊かな感情の交流があります。そしてそれこそが幸福の本体を形づくります。生きがいは粘土のようなもので、 感情が水の役割を果たし、熱が行動。塑造されるプロセスが幸福と思えるものです。
「なにかを要求しても、手に入らない」ということが、あなたはこわくてたまらないからです。だから最初から要求しないで身を潜めることを選んでしまうのです。
そしてたまに勇気を出して要求しても、手に入らなかったとしたら、自分のようなつまらない人間には、やっぱり欲しいものを手に入れる資格などない、という卑屈な思い込みを強めてしまいます。
あなたが必要とすればするほど、この問題を起こしてしまい、自分を追い込んでしまうことにこの問題がいつまでも解決できない根の深さがあり、人生の広範囲でマイナスになっているように感じているでしょう。
<人間関係のしかた>に混乱があるために自分と相手の間にある「境界」に混乱が起こしているのです。この人間関係のしかたでは、ギプ・アンド・テイクになってしまい、あなたが一方的にギプして、相手がテイクするようになってしまいます。
「ライフスキル講座」ではギブ ・アンド・ギブを推奨していますが、それとは意味が違います。先のギブ ・アンド・ギブは自らが望んですることであり、この場合は本心ではギプ・アンド・テイク、あるいはテイク・アンド・テイクを望みながらギブ ・アンド・ギブになってしまっているのです。
このような習性のきっかけの大半は親と子の間違った関係から生じる<感情>を出発点にしています。
たとえば親は子を育てる義務と責任がありますが、「育ててやるから家庭のトラブルの原因が自分にあることを認めなさい」と押しつけてきたら、あなたはどうしたでしょう。無力な子どもは生きるために本能的に問答無用で引き受けるでしょう。
こういう理不尽な体験を繰り返えすと子どもの中に何が蓄積されるでしょう?境界の混乱さらに無力感と無価値観、つまり自己否定感が蓄積され、自分の要求を正当に要求することができなくなります。
人間関係では褒められても嘘としか思えず、けなされることには甘んじてしまう、あるいはアドバイスをけなされていると受け取り、敵意を表現してしまいます。
しかし、親しい関係では、全く自分の期待を要求しないわけではなく、あいまいなほのめかしで相手にヒントを与えます。
それに気づかないと、相手との関係性で怒りを表現してしまいます。
それに気づかないと、相手との関係性で怒りを表現してしまいます。
恋愛関係、夫婦関係、親子関係、親友関係など特に寛容の度合いの大きい特別な関係である場合では境界を容易く越えてしまい、相手に理不尽であると受け取られ、関係を破壊してしまいます。(ライフスキル講座 受講者受付中)
これら<人間関係のしかた>の問題の土壌に蓄積された体験によって寛容さへの誤った認識があるのです。
甘えの許容範囲を逸脱してしまい、親しい人と安心できる関係が結べず、距離のある人との間では自分を出すことに恐縮して要求ができない。
このような状態にいると、あなた自身にどのように優れた能力があり、豊かな人間性があっても、本当に思いやりのある人と良い関係が作れなくなるので、 ビジネスの幸福な成功も、恋愛や結婚(家族)の幸福も、幸福を共感できる子育ての成功も、できなくなる危険が生じます。
これは自分さえいい子になればすべてうまくいく、親のいうとおりにして、親の思いどおりのいい子になれば、両親は機嫌がよく、家庭の中は万事うまくいくと思い込まされていた環境と感情の再現です。
この環境をいまは自分が作っていることを意識することが、これを突破する最初の気づき(意識化)になります。ライフスキル講座 毎月受講者受付中
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